
現代人の食生活は、栄養が豊富なようで、実は偏りがちだということをご存知でしょうか?
生命を維持するために重要な5大栄養素・タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミンそしてミネラル。人間の体内で合成することが出来ないので、通常は水や食べ物などから補給しています。
それにしても、スーパーやコンビニで、好きなときに好きなものを買って食することができるこの時代に、必要な栄養素やミネラルが不足するとはどういうことなのでしょうか?
【目次】
現代人は慢性的なミネラル不足
■ 野菜類のミネラル含有量の低下
昨今の農業技術の進歩は、農作物の効率的な生産を促し、一年を通じて見た目の均一な野菜が食べれるなど、現代人は飢餓とは無縁だと思えます。ですが実際は、およそ70年前に比べ、野菜に含まれている栄養分、ミネラル分が減少していることが確認されています。たとえ、同じ量の野菜を食べていたとしても、昔と同じように栄養素がとれなくなっているのです。

■ 偏った食生活
現代は、外食産業や加工食品も充実し、美味しいものが簡単に食べられる時代です。けれども、外食に頼りすぎたり、パンやパスタなどの手軽な食事は、炭水化物ばかりになってしまったり、脂肪過多や繊維不足など、栄養バランスが偏りやすくなります。
先に、お野菜の栄養価が低くなっていることを書きましたが、加工食品においては、栄養不足だけでなく、ミネラルの吸収を阻害する添加物の存在も懸念されます。また、精製調味料は、単一のミネラルだけを過度に摂取してしまう原因と言われていますので、外食や加工食品を常食する事で、塩分や糖分過多を招く恐れがあります。
最近では、手軽に栄養素を補えるサプリメントも身近になりましたが、サプリメント摂取における単一成分の偏った補給等も、実は栄養やミネラルのバランスが乱れる要因として挙げられています。
古くから漬物などの塩蔵技術が進歩し、ヨーロッパと異なり生活水が軟水であるため、概してナトリウムの摂取過多、カルシウムの摂取不足になりやすい私たち。
現代日本の食生活は、栄養の偏りだけでなく、ミネラルも偏りやすいのです。
ミネラル不足は不調の始まり

■ 日常生活における様々な不調
こんな時、あなたはどんな風に解消していますか?
- 体が重い
- すぐ疲れる
- 気持ちが塞ぐ
- 手足の痺れ
- こむらがえり・足のつり
- まぶたのピクピク
- めまい
- 頭痛
- あまり食べたくない
例えば、少し横になって休息をとる、音楽や映画を見たり外へ出かけて気持ちを切り替える、マッサージする、お風呂に入る、食事を軽めのものにする等、うまくリセットすることが出来れば心配いりません。でも、実は、これらはすべてミネラル不足によっても引き起こされる症状でもあるんですよ。
いつでもスッキリ健やかな状態に健康を保ちたい-その秘訣はミネラルにあります。
なぜ今、ミネラルが注目されているの?
■ そもそもミネラル(mineral)とは
ミネラルとは、たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)・ビタミン(vitamin)と並ぶ5大栄養素の1つです。5大栄養素の内、たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)はよく3大栄養素と言われ、身体を作るための材料やエネルギー源となっていきます。
ビタミン(vitamin)とミネラル(mineral)は、三大栄養素のように直接エネルギー源になれませんが、身体の機能の維持や調整に重要な役割を担っています。しかし、私たちはミネラル(mineral)を体内で合成できないため、食べ物やサプリ、ミネラルウォーター等から摂取する必要があります。
ヒトの身体には100種類以上ある元素の中で、酸素(O)・炭素(C)・水素(H)・窒素(N)の4種類の元素が約96%も占めており、主要元素と呼ばれます。この主要元素を除く4%の元素をミネラル(別名:無機質)と呼んでいます。
実は、人間の体の約96%は炭水化物(Carbohydrate)・脂質(Fat)・たんぱく質(Protein)・ビタミン(vitamin)で構成されており、残りの4%がミネラル(mineral)と極めて微量なんです。
そして意外と知られていないことに、ミネラル(mineral)は、地球上にある114種類の金属元素の総称だということ。金属元素というと違和感があるかもしれませんが、私たちの健康にとって非常に重要な役割を果たしています。
■ 恒常性の維持(ホメオスタシス)
私たちは、日々の食事から、先ほど触れた3大栄養素であるたんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)とともに、微量栄養素であるビタミン(vitamin)、ミネラル(mineral)をバランスよくとることで、生きることができます。
同時に、自らの体を健やかに維持しようという働き「恒常性の維持(以下、ホメオスタシス)」が、全ての人に備わっていて、体における様々なバランスを自動で取り、健康を保ってくれています。
成人の男性の体の60%は体液、すなわち水分ですが、その体液中には神経伝達や筋肉の動きに深い関わりのあるカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれ、ホメオスタシスよって、常に一定に保たれています。
ホメオスタシスがきちんと機能するためには、ストレスを貯めないなどの生活面での取り組みが大切であるとともに、元となる栄養が不足しないことが重要です。また、ミネラルは複数の元素が相互に作用し合うので、単体ではなくバランス良く摂取する必要があります。
■ そして、さらなる変化へ
現在、人が健康でいるために必要だとされているミネラルは、16種類と言われています。日本においては、13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められていますが、近年、実際に体に必要なミネラルはもっと多いということが研究で明らかになってきました。
ミネラルは微量元素と呼ばれるくらい、体内にわずかな量しか存在しないものが多いため、どの元素がどのような働きをしているのかは、まだまだ研究段階なのです。
20世紀はビタミンの発見により、健康への意識が大きく変わりました。21世紀はミネラルの発見によって、さらに大きく変化すると言われています。
ミネラル不足を防止するために
私たちの体にとって必要不可欠なミネラル。過不足なく取るためには、どうすればいいのでしょう?
- 新鮮な野菜、自然に近い、旬の野菜を選ぶ
- 外食・加工食品に頼りすぎず、バランスの良い食生活を心がける
- 天然の、未精製調味料を選ぶ
- サプリメントを摂るのであればマルチビタミンを ※サプリメントは用法用量をきちんと守ることが大切
- 冷えやすさを感じる人は、体を冷やさない工夫を
- 適切な水分補給
- 適度な運動
日頃から、良質な食生活・生活習慣を心がけることが大切です。とはいえ、それらを常に意識するのはちょっと大変だと感じるかもしれません。
そんな時は、水分とミネラルが同時に補給できるミネラルウォーターがオススメです。

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